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No,42 「ゆれる」は西川美和の作り上げた、名作である。誰が何を言おうともだ。

「ゆれる」は西川美和の作り上げた、名作である。誰が何を言おうともだ。

 

本日は少し古い小説を紹介する。

西川美和の

 

「ゆれる」

 

である。

元々映画が先だが、ここでは小説にフューチャーしたい。

 

「そんな有名な作品、誰でも知ってるわい。」

 

なんていう人もいるかもしれないが、

いつかこの名作を、第三者に共有したいと思い続けていたのだ。

私の思いを受け取って

しばしお付き合いいただきたい。

 

もう、何がいいって?答えることすら愚問かもしれない。

それほどにこの作品は名作なのである。

小説好きでこの作品を知らなければそれはモグリである。

と、言いたいくらいにこの作品は必読作品なのだ…。

知らない方は是非、今日の仕事終わりにでも書店に行って、

「ゆれる」を購入していただきたい。

 

では、下記に詳細を記そう。

なお、基本情報は私の持っている文庫本の情報である。

 

 

 

基本情報

「ゆれる」

発行日

  • 2012年

著者

  • 西川美和

発行元

  • 文藝春秋

ページ数

  • 240

 

あらすじ 

ゆれる (文春文庫)

ゆれる (文春文庫)

 

 

故郷の田舎町を嫌い、都会でカメラマンとして成功を収めた早川猛。

母親の法事で久しぶりに故郷に戻った猛は、昔の恋人川端智恵子と再会した。

川端智恵子は猛の兄である早川稔の経営するガソリンスタンドで働いており、

稔は智恵子に対して恋心を抱いていた。

しかし、故郷に戻った猛はそんな稔の気持ちを知ってか知らずか、智恵子と一夜を共に過ごしてしまう。

翌日、三人は河原に散歩に出かけたが、

散歩の途中、智恵子が桟橋から落下し、命を落としてしまう。

猛は智恵子の落下の瞬間を見ておらず、真相を知るのは稔ただ一人であった。

智恵子の落下は事故なのか、事件なのか…。

ゆれる猛と稔の心が桟橋と重なり、感情を動かされる名作。

 

 

感想

このあらすじを読んで、

 

「作品に触れてみたい!」

 

と思った方はとてもいい人である。

なんといっても、あらすじはいつもの通り、私のオリジナルあらすじなのだ。

 

「お前のあらすじなんてつまらんわ!」

 

なんていうのだけは勘弁していただきたい。

こう見えてもガラスのハートなのである。

 

さて、この小説は、登場人物それぞれの語りでストーリーが進んでいく。

よって、一人一人の心境をリアルに読み取ることができ、

物語に引き込まれてしまい、

蚊が腕を刺そうが、

小石を投げられようが、

火事が起きようが、

集中力を切らすことなく完読することができるのである。

 

こんな小説滅多にないよ。

 

私も多くの何百冊と本を読んできたが、

これほどまでに心を動かされた本はない(いや、少しはある…。いや、結構ある…。)。

この本の欠点を言うものがいたら、一度私とディベートしてほしい。

見事に論破して見せよう。

 

原作の映画 

ゆれる

ゆれる

 

 

既に述べたが、この作品は原作が映画という珍しい作品である。

主演はオダギリジョーと香川照之。

ヒロインに真木よう子をキャストしている。

私は、小説を読んだら映画を見ないタイプのリスナーだが、

この映画は観た。

大きな期待を寄せて観た。

本当に素晴らしい映画だった。

終始どんよりとした雰囲気があるにもかかわらず、

観終わった後に、とてつもない満足感を得ることができた。

名作というのはこういう作品を言うのである。

 

 

吉川美和 

永い言い訳 (文春文庫)

永い言い訳 (文春文庫)

 

 

原作者の吉川美和の本職は恐らく映画監督・脚本家である。

しかし、文人としてもその才能はかなりのレベルで、

文章はやたらに説得力がある。

私は、この作品のほかに

「きのうの神様」

「その日東京駅五時二十五分発」

「永い言い訳」

を読んだが、どれも力作であった。

才能とは怖いものだ…。

 

 

小ネタ

「ゆれる」は西川美和が「友人の殺人現場を目撃する自分」という、

自身の見た夢がもととなっているらしい。

この作品はカンヌ国際映画祭に出展されるわ、毎日映画コンクール日本映画大賞を受賞するわの大騒ぎだったとか…。

因みに、「きのうの神様」は直木賞候補、「永い言い訳」は山本周五郎賞候補だとか…。

西川美和が直木賞を取る日も近い…。

 

 

 

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