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No,16 籔内佐斗司の作る作品を怖いと思うのは、私だけだろうか?

籔内佐斗司の作る作品を怖いと思うのは、私だけだろうか?
「籔内佐斗司」
そう、平城遷都1300年記念事業のマスコット「せんとくん」で一躍有名になった、
あの、「籔内佐斗司」である。

  

 

歴史好きの人なら平城遷都1300年記念イベントに参加し、「せんとくん」を知り、そこから「籔内佐斗司」を知った。

なんて人もいるかもしれない。

お笑い好きの人であれば、TKO「木下 隆行」のものまねから「せんとくん」を知り、そこから「籔内佐斗司」を知った。

なんて人もいるだろう。

 

 いやいや、私は奈良県民だから、当然「せんとくん」を知っている。

だから、「籔内佐斗司」も知っている。

なんて人も当然いると思う。

 

いずれにせよ、すでに彫刻家「籔内佐斗司」の名は全国に知れ渡っている。

彫刻家として、アーティストとして成功を収めた人物であることは確かである。

 

ところで、読者の皆様は、この「籔内佐斗司」の作品をどう思っているだろうか?

「可愛い。」

「面白い。」

「何とも思わない。」

など、様々な意見があると思う。

そんな中、私は「籔内佐斗司」の作品に畏怖を感じている。

 

確かに、仏像をモチーフにした多くの「籔内佐斗司」作品は、コミカルで、わかりやすいものが多い。

しかしながら、その作品の裏には恐怖が隠されているのである。

そう感じた人は私だけではないだろう。

 

「籔内佐斗司」の描くキャラクタの多くは、微笑している。

私にとっては、その微笑がとんでもなく恐ろしいのだ。

その上、キャラクタの瞳は、すべてを見透かしたような瞳である。

怖い…。

いろんな意味で怖い…。

意識的であれ、無意識であれ、「籔内佐斗司」は作品に恐怖を埋め込んでいるのだ。

間違いない。

多分…。

 

さて、私が「籔内佐斗司」の作品に触れたのは、やはり美術館であった。

とある美術館で「籔内佐斗司作品展」という、素敵な催しがあったのだ。

このブログのバックナンバーを読んでおられる方々にとっては繰り返しになるが、

私は美術館フリークである。

もはや美術館巡りは私のライフワークとなっており、

生活から美術館を削ってしまうと、きっと私は病気になる。

おそらく、美術館が私の生活から切り離されるのは、私が死を迎えたときであろう。

それほどの美術館好きが、当時すでに人気であった「籔内佐斗司」の作品展に足を運ばないはずがない。

折しも、当時はゆるキャラ全盛期であった。

鼻息荒く美術館まで車を走らせたのである。

 

早く気持ちを抑えながら、美術館の門をくぐる私。

ミーハーの私はこの時、「籔内佐斗司」について、

「せんとくんの人でしょ?」

なんていう知識しか持ち合わせていなかった。

つまり、「籔内佐斗司」の作品に恐怖が隠されているなんぞ、よもや思わなかったのである。

 

当然、展示された多くの作品を見た私は、自身の既存イメージを根底から覆されることとなった。

その日、夢にも「籔内佐斗司」の描いた仏像が出てきた。

その時受けた恐怖の記憶は、今でも鮮明に思い出すことができるのである。

では、詳細を下記に記そう。

 

基本情報

「薮内佐斗司」

生誕

  • 1953年5月13日

出身地

  • 大阪府大阪市

最終学歴

  • 東京芸術大学大学院美術研究家澄川喜一研究室 修了

代表作

  • 「童子」シリーズ
  • 「せんとくん」
  • 「動物ブロンズ」   …etc.

 

作風

代表的なものは仏教世界を表現した彫刻やブロンズ作品だろう。

その中でも「童子」は代表的なキャラクタである。

「童子」の瞳は、常にまっすぐ目の前の何かを見ている。

当然、彫刻やブロンズなので、視線の方向が変わることがないのだが、

例え「童子」が動けるとしても、その目線が変わることはないのだろう。

その表情は正に神秘的。

アニミズム表現の最たるものと言えよう。

私が「籔内佐斗司」作品に恐怖を感じるのは、その目線が持つ力の強さのせいかもしれない。

それから、これはありきたりな表現で申し訳ないのだが、

「童子」は、今にも動き出しそうなほど躍動感にあふれている。

ひょっとすると、「籔内佐斗司作品展」を観た日の晩、

夢に出てきた「仏像」は本物だったのかもしれない。

 

籔内佐斗司 やまとぢから

籔内佐斗司 やまとぢから

 

 この目…。怖くないか…?

 

パブリックアート

「籔内佐斗司」はパブリックアートも多く手掛けている。

その多くはやはり「童子」だが、中には動物のブロンズや、

スケールの大きな作品も多い。

ちなみに、パブリックアートは国内だけでなく、

アメリカ香港にも現在しているようだ。

キリスト文化の人々が、「籔内佐斗司」の作品をみて、

どう感じるのか興味深い。

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東京で見ることのできる童子

 

小ネタ

このブログを書くにあたって、「籔内佐斗司」のホームページに足を運んでみた。

アーティストだというのに、そのホームページは十年前のような旧式のデザイン出会った。

何とかしてもらいたいものである。

が、それはまた別の話…。

 

 

 

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