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アートを愛し、アートに生きよう。。。

No,17 The Velvet Underground and Nicoは正に前衛音楽作品である。

The Velvet Underground and Nicoは正に前衛音楽作品である。


皆様は、

「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」

というバンドをご存じだろうか?
ロックが大好きな人、

「アンディーウォーホル」が大好きな人(これについては、以下に記載)、
であれば、

 

「知っとるわ!」

 

「今更かい!」

 

なんていわれるかもしれない。
しかし、ロックを知らず、「アンディーウォーホル」にも興味がない、
なんて人にとっては、


「誰?」


「服飾メーカー?」


なんていうだろう。
そう、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」というバンドは、
認知度としては、絶妙に宙ぶらりんで中途半端な位置にいるバンドなのである。

仮に、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」という名前を知っていても、

あのバナナのレコードジャケットを知っていても、

曲を聴いたことのある人は、そこまで多くはないだろう。


じゃあ、なぜそんなバンドをここで紹介するのか?


確かに、国内での認知度は中途半端なバンドである。
しかし、ロック史において、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」は非常に重要なバンドであるのだ。
ロックや音楽史だけではない。
ポップアートやファッションにおいても、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」は大きな影響を与えている。


正直に申し上げて、私のような知識が乏しい男が、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」を語るなんぞ、
10年早いのである。


「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」について寄稿するにあたり、
本当に寄稿すべきであるがどうか、珍しく悩んだくらいである。


以下、昨日の私↓


「どうしよう、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドをブログに書こうかな?」


悪魔
「書けばいいよ。どうせお前のブログなんて誰も見てないって。何より、日本国憲法には表現の自由ってもんがあるじゃないか。」


天使
「駄目だよ、にわか知識でヴェルヴェット・アンダーグラウンドについてなんか寄稿したら、詳しい人に叩かれるよ。ひょっとすると炎上だよ。」


…。


考えること5分…。



「悪魔の言葉って甘くて素敵だよね。」

 

ということで、たった5分の思考で寄稿を決めた私であった…。


冗談はさておき、現在私はこのブログを書くため、

「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」を聞いている。


「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」に対する評価の表現方法は様々あると思うが、
私はこう思う。


「気怠いロック」

 

である。
心に響くような旋律が並ぶわけでもなく、
リズムも安定的ではない。
まさに「気怠い」と言う表現がピッタリなのだ。


もっとわかりやすく表現するとすれば、


”丁度いい痛み”

 

だろうか?
痛いけど、なんだか心地いい痛みというのを、誰しもが感じだことがあるだろう。
「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の楽曲は正にそんな感じである。
最高の旋律でもなければ、最高のリズムでもなく、最高のリフが聴けるわけでもない。

 

摩訶不思議な旋律に、寄れたリズム…

でもなんだか心地いい音楽が聴こえてきた…。
そんな時、ひょっとしたらその曲は「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の楽曲かもしれない…。

 

基本情報

「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」

メンバー

結成時

  • ルー・リード(Vo,Gt)
  • ジョン・ケイル(Bass,Key)
  • スターリング・モリソン(Gt,Bass)
  • アンガス・マクリーズ(Dr)

その他(途中加入など)

  • ウィリー・アレキサンダー(Vo,Key)
  • ダグ・ユール(Gt,Bass,Key)
  • ウォルター・パワーズ(Bass)
  • モーリン・タッカー(Dr)

活動期間

  • 1964年 - 1973年
  • 1990年
  • 1992年 - 1994年
  • 1996年

  • アメリカ合衆国

ジャンル

  • ロック
  • サイケデリックロック
  • フォークロック
代表アルバム
  • ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ - The Velvet Underground and Nico (1967年3月12日)
  • ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート - White Light/White Heat (1968年1月30日)
  • ヴェルヴェット・アンダーグラウンド - The Velvet Underground (1969年3月)
  • ローデッド - Loaded (1970年9月)
  • スクイーズ - Squeeze (1973年2月)  …etc.

 

作風

「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」と言えば、やはりデビューアルバムの

The Velvet Underground and Nico

だろう。

 

Velvet Underground & Nico-45th Anniversary

Velvet Underground & Nico-45th Anniversary

 

 

このアルバムは、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の名刺代わりと言ってもいい。

しかし、その内容は、常人にはいささか理解しにくいタイプの音楽ではないかと私は思う(因みに私も常人である)。

1967年の作品だから、時はサイケミュージックの全盛期。

若者が自由を叫び、原始的な生活へ回帰しようとした時代である。

そんな時代の音楽を現代人(特に今の若者)が理解できるはずがない。

それどころか、当時の人々も理解できなかった。

証拠に、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」は商業的には成功した部類の バンドではない。

あまりにもアートに偏りすぎたのだろう。

 

「売れるために音楽を作るのではなく、自己表現のために音楽を作る」

 

という姿勢からは、ルー・リードのアートに対する確固たるスタンスを感じる。

私はその姿勢、嫌いじゃない。

ただし、3rdアルバムでは、多少聞きやすいタイプの音楽を表現している。

1st、2ndで疲れてしまったのだろうか…?

ちなみに、2ndアルバムは、ノイズを多用した暴力的なサウンドになっている。

初めて聴いたときは、ノイズが作る不協和音で頭が痛くなるほどだったが、

今では2ndアルバムも悪くないと、私は思っている。

4th、5thは聴いていない。

いつか聞いてみようと思う。

初めて「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」を聴くとき、多くの人は、当然に

「The Velvet Underground and Nico」を聴くと思うが、

実験的なサウンドになっているので、前衛音楽が苦手な人は、3rdアルバムをお勧めする。

 

Velvet Underground

Velvet Underground

 

 

「The Velvet Underground and Nico」をいきなり聴いて、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」を嫌いになってほしくないからである。

 

歌詞

日本人は、他言語の音楽を聴く際、あまりその歌詞を重要視しないかもしれないが、

「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」を聴くにあたっては、歌詞にも是非注目してほしい。

時に回りくどい表現をし、時に直球を投げる。

代表作「Sunday Morning」と「Heroin」で比較してみよう。

 

 「Sunday Morning」

日曜日の朝 僕は堕ちていく 
知りたくなかった感情に囚われて
夜明けの瞬間 日曜日の朝
そう遠くない過去に横切った道が頭に浮かぶ

少々回りくどい…。

 

「Heroin」

針が血管に突き刺さったら
すべてがそれまでと同じじゃなくなるんだ。
自分の血の流れに押し流されて走り出すと
自分がまるでキリストの息子みたいに思えてくるんだ。

 ド直球である…。

 

この緩急こそ、ルー・リードの真骨頂なのだろうか!?

ルー・リードの歌詞から生まれる世界観は、

実験的な音楽に乗り、異様な雰囲気を醸し出す。

初めて聞くときは、歌詞カード(翻訳済み)を読みながら聞くことをお勧めする。

 

ルー・リード

「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の中心人物はルー・リードである。

むしろ、

The Doorsはジム・モリソンでジム・モリソンがThe Doors、

T.Rexはマーク・ボランでマーク・ボランがT.Resであるように、

Velvet Undergroundはルー・リードでルー・リードが Velvet Undergroundだと言い換えることすらできる。

それほど、ルー・リードの存在感は大きなものがある。

 曲も、歌詞もほとんどが”made by ルー・リード”である。

語り掛けるような歌声は、ビートルズのようにアイドル的ではないし、

ローリングストーンズのように、恰好つけているわけでもない。

とても自然に歌唱している。

魅力の塊のような人物なのだ。

 

なお、ルー・リードには特別な女性がいた。

ローリー・アンダーソンである。

ルー・リードとローリー・アンダーソンは出会ってから21年間もの間、

共に生活をし、2008年ようやく結婚した。

なんと純粋な愛だろう。

しかし、2013年にルー・リードは死んでしまったため、結婚生活はたったの5年であった。

ルー・リードはロマンチストで素敵な男だったのである。

 

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとアンディー・ウォーホル

「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」をプロデュースしたのは、

かの「アンディ・ウォーホル」である。

ある晩、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の演奏を見た「アンディ・ウォーホル」は「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の前衛的な音楽を気に入り、

自信のアートイベントでの演奏を彼らに依頼する。

結局、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」のデビュー作は「アンディー・ウォーホル」によって、プロデュースされ、レコードジャケットも「アンディー・ウォーホル」が手掛けたのであった。

きっと「アンディー・ウォーホル」は「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の楽曲に未来を感じたのだろう。

 

「アンディー・ウォーホル」が「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」をプロデュースしたというのは、とても重要な出来事であると私は思う。

「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の音楽は、その特殊性から商業的に成功しなかったが、後に再評価されている。

これは「アンディー・ウォーホル」のパワーがあるからだという人もいるくらいである。

確かに、「アンディー・ウォーホル」がいなければ、今のような評価がされていない可能背はあり得る…かもしれない…。

 

 シャツにもなってるし、

 

 防止にもなっている。

お洒落である。

 

小ネタ

「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」はデビュー当時、アーティストの間では大変人気があったようである。

常人には理解できなくても、アーティスト達の思考とはベクトルが一致したのだろう。

デヴィッド・ボウイやドアーズなど、影響を受けたアーティストの名前を聴くと、

「ああ、デヴィッド・ボウイとジム・モリソンなら気に入るかもね。」

なんて思ってしまう。

そのうち、「アンディー・ウォーホル」についても寄稿しようと思っているが、それはまた別の話…。

 

 

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