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アートを愛し、アートに生きよう。。。

No,36 日常にスパイスが欲しいあなたへ。束芋の作品を見れば、その願望はかないます。

日常にスパイスが欲しいあなたへ。束芋の作品を見れば、その願望はかないます。

 

束芋

 

それは本当に素晴らしいアーティストである。

昨日、蛭子能収について寄稿したが(No,35 パチンコで有名な蛭子能収は、天才シュルレアリスム漫画家である)、

蛭子能収の作品が好きな人、

「ガロ系」漫画家の好きな人はきっと気に入ってくれると思う。

 

実を言うと、私が束芋を知ったのは割と最近である。

今から2年ほど前だろうか…。

とある美術館のシアタールームで、

とあるアーティストの映像作品を鑑賞していた時、

予告編で束芋が紹介されていたのである。 

束芋 断面の世代 Tabaimo

束芋 断面の世代 Tabaimo

 

 

予告編というものは嫌らしいもので、

作品の魅力を中途半端に伝えてくる。

金を払わない奴は続きを見るなと言わんばかりである(当然のことではあるが…)。

だが、束芋のというアーティストを知ってしまった以上、私のとった行動は一つであった。

その場で、スマホ片手にネットショッピングにて、

購入ボタンを押したのである。

今思えば、当時はすでに長女が生まれており、

小遣いが少なかったにもかかわらず、思い切ったことをしたものである。

 

ただ、束芋作品は、その時その瞬間にネットショッピングで購入するだけの魅力があったのだ。

 

届いた作品は、まぁ素晴らしいのなんの。

何故今までこのアーティストを知らなかったのだ!

と、心底後悔したくらいであった。

 

束芋歴が短い私だが、その魅力を必死に伝えようと思う。

最後までお付き合いいただきたい。

 

 

基本情報

「束芋」

 

本名

  • 田端綾子

生誕

  • 1975年11月30日

出身地

  • 兵庫県神戸市

最終学歴

  • 京都造形芸術大学芸術学部
活動ジャンル
  • コテンポラリーアート
  • 映像作品  …etc.

代表作

  • にっぽんの台所
  • お化け屋敷
  • 公衆便女
  • FURO  …etc.

 

作風

束芋はアニメーション作家というよりも、

インスタレーション作品を多く残す、コテンポラリーアート作家だといえる。

今風に言えば、プロジェクションマッピングアーティストだろうか…。

 

コマ撮りという、昔ながらの手法で制作したアニメーションを、

建物の中と言った、比較的狭い空間に投影する。

それが、束芋の真骨頂である。

つまり、束芋の作品はアニメーションと空間が相まって、ようやく完成するのである。

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ただし、その作品は、テーマパークで行われるプロジェクションマッピングのような派手さはない。

 

ディズニーランドで束芋の作品を流したら、オリエンタルランドに怒られる

 

束芋の表現は素朴で、現実世界と隣り合わせの異世界なのである。

また、束芋の表現には時折、不気味な表現が使われる。

 

ポケットに腕が入っているとか、

気持ち悪いおっさんが湧き出てくるとか、

指から指が生えてきたらだとか、

 

まぁ、色々な表現ある。

文章で書いたら

 

「そんな不気味なものみたくないぞ」

 

なんていう人が出て来そうだが、

実際に束芋作品を見てみると、その不気味さスパイスになり、

妙な味わいが出る。

 

正に束芋マジック。

 

束芋は作品に

 

人間がやってもおかしくない行動を描いている

 

らしい。

インタビューで言っていた。

 

確かに人は時折、畏怖のある行動をとることがある。

それを表現しようというのだから、多少不気味でも仕方ないのないというものである。

 

最近はどうかわからないが、

束芋作品に使われる音楽もまた、素晴らしい。

不協和音みたいな、原始的な音楽が、

ナメクジが地面を這うような速度で流れるのである。

もう、このシュールさは鼻血ものである。

 

初めて見た時、私は興奮が隠せなかった。

「世界は広い…」

なんて呟いたくらいである。

 

兎に角、「ガロ系作家」大好きな私にとって、束芋作品は好物以外の何者でもないのだ。

 

束芋作品は日常を非現実なものととらえて表現している。

日常に飽きた人は是非、束芋作品を購入しよう。

 

 

束芋という人物

インタビュー映像を見ている限りでは、アーティストアーティストしていない雰囲気である。

勿論お話なんてしたことはないが、お話すればなんだか仲良くなれそうな雰囲気すらあり、とても好感が持てる。

やはり、日常テーマにした作品を多く描いているだけあって、観覧者と同じ目線を持っているのだろうか?

 

束芋は入試に失敗し、ビリッケツに近い成績で大学に入っているようだ。

しかし、卒業製作で作った「にっぽんの台所」で、学長賞を受賞している。

大器晩成型だったのだろう。

そういえば、ヤクルトの古田も高校・大学と大した実績は残せていないのだそうな。

人間どこで成功を収めるかわからないという事である。 

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海外での活動

束芋は、海外でも一定の評価をされているようだ。

海外生活も経験されているようで、

インタビューでは、

欧米文化のイエス、ノーをはっきり表現することに戸惑いがあった

と言っている。

人間味があってとても良い。

なんて思ってしまった。

 

海外のアーティストとコラボもしており、活動の幅も広いみたいだ。

 

また、束芋作品を見ている外国人は皆、ニヤニヤとしており、

とても楽しんでいるなぁと言った印象である。

束芋作品は日本文化をダイレクトに海外に輸出できる作品が多いので、

日本と海外の架け橋としても頑張っていただきたいものである。 

惡人

惡人

 

   

最後に

如何だっただろうか?

束芋作品に興味を持った人は、是非DVDを手にしてみてほしい。

なお、偉そうにブログを書いてきたが、束芋の作品展にまだ一度も足を運んだことがない。

だって私は田舎在住なんだもの…。

いつかは大都会の大きな美術館で束芋作品を鑑賞したいものである。

が、それはまた別の話…。

 

 

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