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アートを愛し、アートに生きよう。。。

No,79 夏だ!海だ!永井博だ!

夏だ!海だ!永井博だ!

 

皆様にとっての夏は何だろうか?

 

海か?

山か?

川か?

テーマパークか?

花火か?

 

いやいや、夏と言えば

 

永井博

 

に決まっている。

 

広がる青空、

広がる海、

アメリカの海岸街を想像させてくれるその絵は、

夏にもってこいの作品である。

 

サザンとTUBE永井博があれば、

バーベキューセットなんて必要ない。

その絵と音楽だけでビール三杯いけるというものである。

  

知らない人でもこのブログを読めば、

なんちゃって永井博フリークに大変身だ。

さぁ、読んでくれ。

 

 

基本情報

「永井博」

本名

  • たぶん「永井博」

生年月日

  • 1947年12月22日
出身地
  • 徳島県徳島市
代表作品
  • A LONG VACATION …etc.

 

作風

 

Time goes by...永井博作品集

Time goes by...永井博作品集

 

 

相当に洗礼された作品を多く描く永井博。

その作品のテーマの多くは海やビーチ、プールと言った夏の風物詩である。

そのため、ブルーを基調とした作品が多く、

爽やかな夏を連想せざる負えない。

 

永井博がこういった作品を描くようになったのは1970年代初め。

「POPEYE」(男性ファッション誌)が創刊された時。

アメリカ文化に憧れる若者が増えた。

永井博もそんな若者の内の1人であったようだ。

だが、永井博がアメリカへ渡航したのはたったの一度だけ。

1973年に団体旅行でアメリカ西海岸へ足をおろしたそうだ。

 

たった一度だが、されど一度。

その一度のアメリカ旅行で、永井博は相当の影響を受けた。

 

しかし、何せ一度しか本場のアメリカというのを見ていない。

帰国してからの作品はそのどれもが”アメリカ風”作品であった。

 

絵を描くときはアメリカの風景を写した写真を資料とし、

様々な写真のいいとこ取りをして、作品を完成させる。

だが、そのおかげで永井博の描く作品は、

どこにも存在しない、架空の風景となり、

見るものの想像力を掻き立てさせる。

 

まさに怪我の功名。

永井博から学ぶことは多い。

 

永井博が有名アーティストになるきっかけ

 

 

永井博を語る上で、グラフィックアート、中でもレコードジャケットを外すわけには行けない。

永井博が一般人に認知されるようになったきっかけ、

そのアルバムが、日本のポピュラー音楽に大きな影響を与えた大瀧詠一の

 

A LONG VACATION

 

である。

「君は天然色」から始まり、「さらばシベリア鉄道」で終わる名盤は、

今聞いても色あせることなく、心を高揚させてくれる。

もともとは別の広告用に制作していたというこのジャケット。

 

大瀧詠一と絵本を制作していた。

当然、永井博は絵本用に多くの絵を作りまくっていた。

そのうちの一つが絵本に採用されずに、

A LONG VACATIONのジャケットに採用されたということである。

 

これについては本人も気がつかないうちに採用されていたというのだから面白い。

 

その後永井博はサザンやゴスペラーズなど、

多くの著名アーティストと仕事を共にすることとなる。

 

シンプルな画

 

ゲット・ダウン・ウィズ・ザ・フィリー・グルーヴ selected by 永井博

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永井博の描く画はシンプルそのものである。

それは本人も認めているようで、

 

「そう、かなり簡単にしてあります。でも実は、細かいところを僕は自分でうまく描けないから、仕方なくそうしている面がある。これは正直なところです。」

 

と言っており、さらに

 

「複雑なところを描くのは、とことん避けて通っています。結果として画面が整理されて緊張感が出ている。」

 

自分の負を認めるのも一流アーティストの証だろう。

 

実際に、永井博は街の風景をあまり描かない。

理由は、建物を多く描く必要があり、画が複雑になるから。

さらに、建物を描くときは斜めから書かない。

正面から描いた方が複雑にならないからだ。

 

自分の苦手な部分を避け、最高の作品を残す永井博。

実に面白い。

 

計算され尽くした画

 

A LONG VACATION 30th Edition

A LONG VACATION 30th Edition

 

 

そうは言いつつも、永井博の作品はかなり計算されて制作されている。

影の位置も定規で細かく測って書いているそうだ。

絵の面積の多くを占める空の絵も、

画面の3分の1、4分の1と言ってように、

きっちり決めて描いている。

シンプルであるがゆえに、少しでもアングルがずれてしまうと、

統一感が保てなるからだそうだ。

 

シンプルであるのもいいことばかりではないみたいだ。

 

永井博の思想

 

A.P.J.  永井 博 ポストカード 0010512664

A.P.J. 永井 博 ポストカード 0010512664

 

 

絵を描く上でテクニックはあまり重要視していない。

と過去のインタビューで語っている。

 

「それよりも、描く対象を何にするか、どう選んでいくか、それが重要なんです。」

 

また、

 

「何を描くかでその人の世界が決まってしまううんです。書き方なんてその時によっていくらでも変わってしまう。長くやっていればだんだんうまくなっていくわけだし、イラストレーターにとっては、描く対象を選ぶということが、自分の世界を保つことにつながるんです。」

 

とも言っている。

まさにそうだ。

自分の姿を保つことは、その世界でも大切なことに違いない。

 

小ネタ

A LONG VACATIONはCBSソニーより、「アルバムジャケット特別賞」としてゴールドディスクを獲得している。

 

 

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