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No,60 日本人が未だに欧米文化(特にアメリカ文化)に憧れを持っているのは、ジャスパー・ジョーンズがいるからではないか?というのが私の持論

日本人が未だに欧米文化(特にアメリカ文化)に憧れを持っているのは、ジャスパー・ジョーンズがいるからではないか?というのが私の持論

 

ジャスパー・ジョーンズ

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Jasper Johns

 

この人を特集するのは(前回のニキ・ド・サンファルもだが…)、

私にとって勇気のある行動である。

というのも、日本でファンの多い作家だからである。

 

でもね、このブログはアートを知らない人にアートに興味を持ってもらうことがテーマなので、

知らない人のために書くんだよ。

悪しからず…。

 

さて、ジャスパー・ジョーンズだが、前衛アート・ポップアート大好きな私にとって、

絶対に外せない作家の一人である。

そして、表題にも明記したが、

日本人がアメリカに憧れを持っているのは、ジャスパー・ジョーンズがいるからだというのが私の持論である(要因の一つとしてね)。

 

だって、このお方、めちゃくちゃアメリカイムズを押し出してる人なんだもの。

しかも、そのどれもが格好いい。

そう、問答無用で格好いい。

この絵が部屋に一つあれば、

コーヒーを飲みながら、シガーをふかし、

ジャズでもブルースでもロックでもなんでもいいからアメリカの音楽をかけたくなる。

そして、アメリカ音楽をかけた暁には、

 

「おっ!今俺、アメリカ人よりアメリカ人じゃない?」

 

なんて思えてしまう。

そんな格好いいジャスパー・ジョーンズの魅力を語ろうではないか。

 

 

基本情報

「ジャスパー・ジョーンズ」

本名

  • ジャスパー・ジョーンズ

生誕

  • 1930年5月15日 -
国籍
  • アメリカ合衆国
代表作品
  • 「四つの顔のある標的」 (1955年)
  • 「アメリカ国旗」シリーズ(正確にはそれぞれ独立した作為品だが、便宜的にシリーズと明記させていただく)
  • 「数字」シリーズ(正確にはそれぞれ独立した作為品だが、便宜的にシリーズと明記させていただく)
  • 「ウォッチマン」 (1964年)
  • 「標的」 (1974年)
  • 「夏」 (1985年)
  • 「春」 (1986年)  …etc.

 

作風  

 

ポスター ジャスパー ジョーンズ Flag 1954

ポスター ジャスパー ジョーンズ Flag 1954

 

 

ため息が出るよね。格好良すぎてさ。

そう、ジャスパー・ジョーンズの描く作品は、そのどれもがストレートに格好いいのである。

私個人としては、このストレートという表現がとても重要だと私は思っている。

だって、ジャスパー・ジョーンズの表現って、直球なんだもの。

わかりやすい作品だとは決して言わないが、

ヨーロッパの作家のように、入り組んだ表現が少ないのだ(私見ね)。

パット見、

 

「はい、格好いい。」

 

これがジャスパー・ジョーンズなのである。

 

「人はシンプルに生きるべきで、構えるべきではない。」

 

ジャスパー・ジョーンズが1982年に言い放った言葉である。

シンプルが一番。

誰が見ても格好いいと思えるのが一番だ。

 

ジャスパー・ジョーンズが画家になるまで    

 

ジャスパー・ジョーンズ (モダン・マスターズ・シリーズ)

ジャスパー・ジョーンズ (モダン・マスターズ・シリーズ)

 

 

 ジャスパー・ジョーンズは1930年5月15日アメリカ、ジョージア州で生まれた。

両親はジャスパー・ジョーンズ誕生後すぐに離婚し、

ジャスパー・ジョーンズは少年時代を祖父母や叔父、叔母と過ごしている。

21歳でジャスパー・ジョーンズは兵役のために半年を日本、仙台で過ごした。

その後ニューヨークで本屋に勤めるなどして生計を立てる。

この頃、ジョーンズは作品を作り始めるのだが、

なんと、この方も絵を独学で学んだ天才である。

いいなぁ…天才って…。

 

ジャスパー・ジョーンズ評価のきっかけ

 

ジャスパー・ジョーンズ (ニューベーシック・アート・シリーズ)

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生活のために、ティファニーなどのウィンドウ・ディスプレイの仕事を始めたジャスパー・ジョーンズであったが、

本当はずっと絵画一本でいきたかったみたいだ。

そんなジャスパー・ジョーンズの夢は意外に早い段階で実現することとなる。

それが1958年に開いた初めての個展である。

初めてであるにもかかわらず、ここではジャスパー・ジョーンズの代表作となる

「旗」

「標的」

「数字」

などの作品が展示され、拍手喝さい受け入れられたそうだ。

しかし、この個展は賛否両論あったようで、

 

「作為品のイメージが不愉快だ」

 

という人もいれば、

 

「絵の描き方が美しい」

 

といった人もいた。

後にジャスパー・ジョーンズはこう語る

 

「不愉快なものと受け入れられるものとが一つになっているところが面白いと考えた。イエスといえるものとノーと言いえるものとが重なっていることに私は興味を見出したわけだ。」

 

この個展が内的にも外的にもジャスパー・ジョーンズのその後に影響を与えたのは言うまでもないだろう。

 

平面へのこだわり

 

ポスター ジャスパー ジョーンズ Figure 2 1963

ポスター ジャスパー ジョーンズ Figure 2 1963

 

 

ジャスパー・ジョーンズはオブジェも何点か制作してはいるが、

基本は平面の芸術に力を入れた。

平面=二次元

はジャスパー・ジョーンズにとって、重要なファクタの一つだったらしい。

ジャスパー・ジョーンズはこう語る。

 

「二次元の世界は立体と表裏一体なんだ。絵画も広い目で見れば、オブジェととらえることができる。」

 

平面だけど三次元…。

ジャスパー・ジョーンズの次元はいずこへ…?

 

クロスハッチ  

 

ポスター ジャスパー ジョーンズ Cup 2 Picasso 1973

ポスター ジャスパー ジョーンズ Cup 2 Picasso 1973

 

 

1970年代に入ると、ジャスパー・ジョーンズは、

彼のもう一つの顔である代表的手法「クロスハッチング」を多用する。

因みに私は、この頃のジャスパー・ジョーンズが大の大好物である。

正直、このあたりの作品を見て、

その作品のタイトルを見ると、

いったい何を言いたいのかわからないが、

格好良さだけは伝わる。

このあたりのジャスパー・ジョーンズが好きな人はきっと、

私と話が合うので、今度飲みに行きましょう。

 

四季

 

 

ジャスパー・ジョーンズは、1980年代に入り、

1970年代に制作していた抽象的な作品をベースにした四季の作品を作り始める。

「夏」

「冬」

「秋」

「春」

の順で作ったそうだが、

正直なところ、

 

「わけワカメ」

 

である。

 

「初期の制作で私は自分自身を、私の心理状態、感情を隠そうとしてきた。これはその時の私自身の感性、絵画における感性にとって、当然の事であり、しばらくの間私は絶えず自分の胸に銃を向けているような緊張感を持ち続けて生きた。しかし結局は戦いをやめた。」

 

その結果が四季らしい…。

 

 

小ネタ

有名な「国旗」や「数字」や「標的」といったモチーフは夢から取り入れたものらしい。

しかし、この手の作家たちはみんな夢の世界が大好きだな…。

 

 

 

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