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No,26 映画監督エド・ウッドの作品をアートと認めるべきなのか…。私は少なくとも巨匠ではないと考える。

映画監督エド・ウッドの作品をアートと認めるべきなのか…。私は少なくとも巨匠ではないと考える。

 

カルト映画大好きな皆様、お待たせいたしました。

本日のテーマは、映画界の迷監督

「エド・ウッド」

である。 

エド・ウッド―史上最低の映画監督

エド・ウッド―史上最低の映画監督

 

 

いきなりだが、エド・ウッドファンの皆様に宣戦布告しよう。

 

エド・ウッドは映画界の巨匠ではない。

 

それどころか、プロの映画監督と名乗ることに対して疑問すらある(エド・ウッドファンの皆様は、こういうことを言われると、逆に喜ぶかもしれない…)。

エド・ウッドの映画を見ると、時間を無駄にしたと思うこと請負である。

エド・ウッドを知らない人は、下記の基本情報をお読みいただきたい。

かくいう私も、初めてエド・ウッド脚本の「死霊の盆踊り」を見たときは、

DVDを割ってしまいたい衝動にかられた。 

死霊の盆踊り デラックス版 [DVD]

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なんせ、映画のほとんどの時間を、トップレスの女性が、

さして上手くもないダンスを披露するだけなのである。

ストーリーもプロット構成もあったものではない。

 

「これを映画と認めていいのか…。」

 

私はあまりのくだらなさに、そうつぶやいてしまった…。

後日、私はこう考えた。

 

「死霊の盆踊りはたまたまクズ映画であっただけで、ほかの作品はいいかもしれない…。」

 

よせばいいものを、近所のレンタルビデオやに立ち寄り、今度はエド・ウッドが監督した

 

プラン9・フロム・アウタースペース 

 

という駄作を借りた私…。

 

結果はお察しの通りである。

しかし、この監督、巷では有名な監督だそうで、

あのティム・バートンやクエンティン・タランティーノがエド・ウッドのファンだということである。

天才達の考えることは、私にはよくわからない…。

 

 

 

基本情報

「エド・ウッド」

本名

  • エドワード・D・ウッド・Jr

生誕

  • 1924年10月10日

死没

  • 1978年12月10日(54歳)

国籍

  • アメリカ合衆国

代表作

  • グレンとグレンダ」(監督・脚本・制作)
  • 「死霊の盆踊り 」(脚本・原案・制作)
  • プラン9・フロム・アウタースペース」(監督・脚本・制作)   …etc.

 

作風

一言で言おう。

この監督は映画を撮る技術を兼ねそろえていない

にもかかわらず、映画に情熱を注ぎこみ続けたその涙ぐましい情熱だけは、評価に値するのかもしれない。

が、作る映画はクソである。

 

役者の失敗はOKテイク。

セットは張りぼて。

小道具は子供の工作レベル。

同じシーンを一つの映画で使いまわす。

映画の撮影機材が映り込んでも気にしない。  …etc.

 

全てが一定レベル以下なのである。

こんな映画なら私でも映画が作れてしまいそうだ。

誰もがそう思うだろう。

だた、人間というのは不思議なもので、

 

「くそ映画だ!くそ映画だ!」

 

と言われれば言われるほど、観てみたくなるのである。

ただ、観たが最後、貴重な時間をどぶに捨ててしまうことだろう。

それでもいいという方は一度見てもいいかもしてない…。 

エド・ウッド・コレクション [DVD]

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私が死霊の盆踊りを見るまで

上記でも記したように、人は、

 

「くそ映画だ!」

 

と言われれば言われるほど、その映画を見たくなるものだ。

私が「死霊の盆踊り」に出会ったのは22歳の時であったが、

当時の音楽仲間(私は元バンドマンである)が、

 

「くそみたいな映画があるんだけど見る?」

 

と言いつつ、「死霊の盆踊り」と友人の直筆で書かれたCD-Rを私に渡したのである。

当時、「死霊のはらわた」や「悪魔のいえけにえ」と言った古いホラー映画に凝っていた私は、

タイトルの”死霊”という部分にいたくひかれて、映画を見ることにした。

 

だが、プレイヤーで「死霊の盆踊り」を再生した私は、開いた口が塞がらなかった。

「死霊の盆踊り」は、ホラー要素何ぞ、かけらもなく(いや、少しはあったのかもしれないが…)、

ただ、ただ、トップレスの女性が踊りまくるだけの映画だったのだ。

ホラー映画としても、エロ映画としても実に中途半端なその作品は、

私の友人が言った通り、

 

「くそ映画」

 

であった。

 

今でも印象に残っているシーンが、

とらえられて、無理やり死霊のストリップを見せられているヒロインが、

あまりの踊りのくだらなさに、にやけてしまうシ-ンである。

そのシーンは、音楽も何やらシリアスで、決して笑っていいシーンではなく、

明らかにミステイクなのだが、本編に使われていた。

エド・ウッドはアホである。

 

エド・ウッドを題材にした映画

あの天才映画監督であるティム・バートンが、

エド・ウッドの生涯を描いた映画を撮っている。

タイトルはズバリ「エド・ウッド」。

1994年に公開されたこの映画は、かなり評価が高いようで、

ベラ・ルゴシ役を演じた「マーティン・ランドー」は、

アカデミー賞で助演男優賞を受賞した。

エド・ウッドはクソ監督だが、エド・ウッドを見て育った映画監督たちは優秀なようである。

因みに、もちろん私はこの映画を鑑賞させていただいた。

きちんとした映画であった。

エド・ウッドを知っていただけに、そう感じてしまったのかもしれない…。 

エド・ウッド [DVD]

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小ネタ

エド・ウッドの趣味は女装が趣味であったのは有名な話。

第二次世界大戦で、戦争に徴兵されたエド・ウッドは、

そこでも上下女性ものの下着を身に着けていたそうだ。

戦場で死ぬよりも、負傷によって運ばれて、

女性ものの下着を身に着けていることがバレるほうが嫌だったという…。

因みに、以前私は学生のノリで、女性ものの下着を身に着けたことがある。

ブラジャーは何とかなったものの、あの、細い女性パンツを身に着けるのは難しかった。

なんせ、”ブツ”がはみ出してしまうのだ。

身に着けただけで、友人たちは大笑いしたものである。

新年会や忘年会の出し物に女性ものの下着をつけて踊れば、

きっと受けるに違いない。

まさに「死霊の盆踊り」になることだろう。

ただ、責任は取らないので、悪しからず…。

 

最後に

何度も「くそ映画」という表現を繰り返したが、

エド・ウッドに関してはこの言葉は誉め言葉である。

 

それから、エド・ウッドは作品を映画として世に放ったので、最低と言われた。

これは芸術的な実験作品だとして世に放ったら、「死霊の盆踊り」くらいは評価されたかもしれない…(いや、それでもダメかもしれない…)。

 

以前、ブログで寄稿したが、

アートというのは、需要と供給があって成り立っている。

多くの人に理解できない作品であれど、少しでも理解できる人がいれば、

それは立派なアートかもしれない。

そう考えると、エド・ウッド作品もアートなのかもしれない…。

 

 

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