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No,48 指が三本しか使えなくてもギターは弾ける…ジャンゴ・ラインハルトが証明している…

指が三本しか使えなくてもギターは弾ける…ジャンゴ・ラインハルトが証明している…

 

私はジャズが好きだ。

本当に好きだ。

ジャズを聴けば歴史を聴いている気になれる。

 

さて、本日はジプシージャズの天才

 

ジャンゴ・ラインハルト

 

が主人公である。

 

ジャズファンの方々から、

 

「そんなの説明しなくても知っとるわい!」

 

なんて言われそうだが、このブログは知らない人のためのブログなので、

我慢して読んでみてほしい。

 

21世紀に入り、ジャズはすでに古典音楽になっている。

今の時代にジャズを聴く理由は、

 

お洒落な奴と言われたい。

知的な奴と言われたい。

マニアックな奴と言われたい。

 

なんていう理由からじゃないだろうか(異論は認めよう)?

少なくとも、私はそう思っているフシがある。

 

ジャズに興味ない人からすれば、どのジャズを聴いたところで、

 

「しゃれたカフェやバーで流れる音楽ね。」

 

と思うくらいで、どれも同じように聞こえるのではないだろうか?

そんな人は是非ジャンゴ・ライルハントを聴いてほしい。

彼の音楽は、よく耳にするジャズとは少し違う。

 

マイルスみたいでもなければ、

ソニーロリンズみたいでもない。

ビル・エヴァンスみたいでもなければ、

ミルト・ジャクソンみたいでもない。

 

彼の音楽は彼なのである。

その圧倒的個性は、きっとジャズという概念を取っ払ってくれることだろう。

 

 

 

基本情報

「ジャンゴ・ラインハルト」

本名

  • ジャン・バティスト・ラインハルト

生誕

  • 1910年1月23日

死没

  • 1953年5月16日(43歳)

国籍

  • ベルギー

ジャンル

  • ジャズ
  • ジプシージャズ
担当楽器
  • ギター
代表アルバム
  • Djangology …etc.

 

作風

 

Anthology

Anthology

 

 

なんといっても、そのインプロ(アドリブ)センスがジャンゴ・ラインハルトの最大の特徴だろう。

音楽をしている人は、聴けばわかると思うが、

ジャンゴ・ラインハルトは、

他のジャズマン達の演奏するソロとは少し違うのである。

 

味があるというか…。

独特というか…。

 

それもそのはず、彼の使うスケールには

ジプシー・スケール(ドレミファソラシドのレとラがフラット)

スパニッシュ・スケール(書くのが面倒…調べてくれ)

を使っているからだそうな。

私もサックスでジャズを演奏するが、

スタンダードの曲を演奏していて、これらのスケールを使用したことはない。

というか使えない…。

ありきたりなスケールを指が覚えてしまっていて、

このスケールを演奏することが困難なのである。

 

これは私の想像だが、彼はこの手のスケールが体にしみ込んでいて、

これらのスケール以外を使うほうが、彼にとって困難な奏法のではないかと思う。

音楽なんてそんなもんだ。

 

それから、あとで詳しく書くが、彼は左手の指が三本しか使えない。

よって、コードを抑えるときもバーコードを使用し、

コードを簡略化している。

これも想像だが、きっとテンションコード(和音で作るおしゃれな響き)は、

他の楽器に任せていたのではないかと思う。

とにかく、他の演者とは全然違う演奏が、そこにあるのだ。

聴かなければ損しているといってもいいよ。

 

 

ジャンゴ・ラインハルトの功績

 

ジャンゴ・ラインハルト ジプシー・ジャズ・ギター [新装版]  (CD付) (The Masters of Acoustic Guitar)

ジャンゴ・ラインハルト ジプシー・ジャズ・ギター [新装版] (CD付) (The Masters of Acoustic Guitar)

 

 

音楽でもなんでもそうだが、「世界で初めて…」というのはとても大切なことである。

 

世界で初めてのスタイル

 

を提示すれば必ず伝説の人間になれる。

極論を言えば、そこには技術も知識もいらない。

ただ、アイデアだけがあればいいのである。

 

諸説あるとは思うが、ジャンゴ・ラインハルトは世界で初めて、

ジャズとジプシー(ロマ)音楽を融合させたといわれている。

それもあり、彼はしばしば

 

「ヨーロッパ初の偉大なジャズ・ミュージシャン」

 

と評されているのだ。

ひょっとすると、彼がいなければジプシーロックもなかったかもしれない…。

なんて思うのは私だけだろうか?

 

 

ジャンゴ・ラインハルトがジャズという人物

 

スウィンギン・ウィズ・ジャンゴ: 1937(DJANGO REINHARDT Vol.4)

スウィンギン・ウィズ・ジャンゴ: 1937(DJANGO REINHARDT Vol.4)

 

 

ジャンゴ・ラインハルトは旅芸人の子として生を受けた。

よって、彼はヨーロッパ各地を旅して幼少期を過ごしたようだ。

その間、彼はギターやヴァイオリンを学び、

10代前半からバンジョーギターで音楽活動を始めている。

10代からプロだよ!?

すごい…。

天才は早熟なのである。

その後、キャラバンのかじを消そうとして半身大やけどを負ってしまい、

左手の指(薬指と小指)に障害が残ってしまう。

しかし、ここからがすごい。

猛練習をし、その障害を克服してしまうのである。

音楽への愛である。

愛…。

その後、第二次世界大戦が始まるまで旅をしながら音楽を続け、

いくつかのレコードも残した。

戦後は、あの有名なデューク・エリントンとアメリカツアーを行い、

ディジー・ガレスピーとセッションをし、音楽家としてのキャリアを積む…。

だが、これからという時、脳出血でこの世を去るのであった…。

 

 

 

火事によるやけど

 

ジャンゴロジー

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知っている人は知っているが、この時代の旅芸人はテント暮らしである。

そして、そのテントの中には、芸人道具以外にも様々な商品を置いている。

当時、ジャンゴ・ラインハルトは音楽で日銭を稼ぎながら、

造花を売って生計を立てていた。

ある日、ジャンゴ・ラインハルトが演奏を終え、

テントに戻ると一匹のねずみがテントの中に入り込んでいた。

ねずみを追い出そうとしたジャンゴ・ラインハルトであったが、

その時、ローソクが倒れ、造花に引火…。

その日を消そうと、そして中の妻を助けようとし、

ジャンゴ・ラインハルトは半身やけどの大けがを負ってしまったのであった。

 

後世に与えた影響

恐らく計り知れないと思うが、彼の迷円で有名な「Minor Swing」や「Djangology」なんかはスタンダートジャズとして、今でも演奏されている。

映画「ギター弾きの恋人」は彼を尊敬するギタリストが主人公である。

また、彼の生涯を描いた映画も存在する「永遠のジャンゴ」…。

いつか見なければ…。

 

小ネタ


Tcha-Badjo - Blue Drag - Gypsy Jazz

ジャンゴ・ラインハルトと関係ないかもしれないが、最近私が好きなジプシージャスはこの「Tcha-Badjo」である。

とても素敵。

 

 

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