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No,39 トラウマPVを作り続ける映像作家クリス・カニンガムは、ガチ物の恐怖をプレゼントしてくれるだろう

トラウマPVを作り続ける映像作家クリス・カニンガムは、ガチ物の恐怖をプレゼントしてくれるだろう

 

今まで、不気味な作品を作るアーティストを多々紹介してきたが、

 

クリス・カニンガムはガチだ。

 

病的に気持ち悪い…。

夜に一人で視聴していると、精神を病んでしまうこと請負である。

 

ただし、気持ち悪いといっても、

ゾンビ映画のようなブチャブチャ、グチャグチャな気持ち悪さではなく、

ジャパホラーのようなおどろおどろしい不気味さでもない。

むしろ、作品自体は清楚な?神秘的な?雰囲気すらある。

それなのに、観る者の心に直接手を触れ、その心を破壊するだけのパワーを兼ね備えているのである。

私は、クリス・カニンガム作品をこう表現したい。

 

「精神ジャック」

 

我ながらいい言葉を思いついたものだ。

そう、クリス・カニンガムの作品は「精神ジャック」以外の何物でもないのである。  

 

 

 

 

基本情報

「クリス・カニンガム」

本名

  • クリス・カニンガム

生誕

  • 1970年10月15日

国籍

  • イングランド

代表作

  • エイフィックス・ツイン「Come To Daddy」 PV
  • ビョーク「All Is Full of Love」 PV
  • マドンナ「Frozon」 PV  …etc.

 

作風

一言で言おう。

 

気持ち悪い…。

 

以上。

 

とはいかない。

やはり私見を入れなければこのブログの意味がない。

クリス・カニンガムの特徴は、

暗く青白い背景に、CGを最大限活用した不気味なキャラクターをはめ込み、

奇妙な世界を作り上げることにある。

 

テクノやダンスミュージックのPVが多いため、音楽の力を借りているのか、

作品の勢いもすごい。

画面から飛び出してきそうなほどの勢いがある(実際あ奴らが画面から飛び出して来たら、私は全力で逃亡する)。

 

簡単に言えば、宇宙人が登場する勢いのついた北野武監督作品とでもいおうか…。

 

因みに私が始めてみた彼のPV作品は、

エイフィックス・ツインの「Come To Daddy」である。

この作品は、エイフィックス・ツインの顔を付けた少年少女が大量に出てくるPVで、

これを見ればいかにこの監督がクレイジーな奴なのかが一発でわかる。

断言しよう。

この監督は気が狂っている。


Aphex Twin - Come to Daddy (Music Video)

 

だが、思えば今から約20年ほど前、

この手の気持ち悪い雰囲気のPVは割とあった。

 

Marilyn Mansonなんかその最たるものであるし、

Limp Bizkitも割とこんな感じだった。

Duft Punkも不気味だったし、

Basement Jaxxの「Where's Your Head At」も、ねぇ…。

 

CG技術が普及し始めた時期でもあったので、

不気味な映像が作りやすくなったのも原因かもしれない…。

  

  

クリス・カニンガムとキューブリック

なんと、クリス・カニンガムはスタンリー・キューブリックの下で修業していたらしい…。

その上、キューブリックのヘッドハンティングにされているのだから驚きだ。

 

カメラワークの特殊性はキューブリックの影響からだろうか…。

ビョークの「All Is Full of Love」なんかは、キューブリック的?

にも見えるが、果たしてどうだろうか?

キューブリック大好きな私としては、キューブリック技術の後継者が評価されていることは、とても喜ばしいことである。

 

 

世界的評価

様々なPVを作っているのだからかなりの評価を受けたアーティストだといえるだろう。

ビョークの 「All Is Full of Love」は、MTVミュージックビデオ賞を含む複数の賞を受賞しているし、

グラミー賞で最優秀短編ミュージック・ビデオ賞にノミネートさている。

 

また、イギリスの非営利団体D&ADの主催するデザイン賞でゴールドペンシルを獲得した史上初のミュージックビデオであった。


Björk - All is Full of Love (Official Music Video)

 

エイフィックス・ツインの「Windowlicker」のビデオも、

Brit Awards 2000でベスト・ビデオ賞にノミネートされている。

そしてとうとう、マドンナの「Frozon」でMTV Video Music Awardを受賞した。

ただ、私はマドンナの「Frozon」よりも、ビョークやらエイフィックス・ツインのビデオの方が何万倍も面白いと思う。

まぁ、人それぞれだ。 

 

クリス・カニンガムとWarp Records

クリス・カニンガムはAutechreというテクノ/ダンスミュージックアーティストを手掛けてから、WarpRecordsという会社に所属しているかの如く、密接な関係を持っている。

 

これにより、テクノ/ダンス系音楽のPV作家と思われがちだが、

Warp Recordsは意外に、ロックバンドもプロデュースしているし、クリス・カニンガムの活動の幅もテクノ/ダンスミュージックPVだけにとどまらない。

しかし、クリス・カニンガムはVJとしても活動しており、そこではテクノ/ダンスミュージックをやっている。

やっぱり、テクノ/ダンス畑の人なのか…? 
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ブランドとのコラボレーション(CM)

クリス・カニンガムは広告用ビデオも多く手掛けているそうな。

ソニープレステの意味不明な映像作品は有名だが、

他にも、グッチやリーバイス、エレコムなど一流企業とのコラボ経験があるらしい。

グッチとどのようにコラボしたのか興味深々である。

 

クリス・カニンガムと私

私が、クリス・カニンガムの作品を初めて見たのは、中学生の頃であった。

 

音楽に興味を持ち始め、海外に憧れを持ち始めた少年(私)は、

下校中、行きつけのCDショップに立ち寄った。

当時、少年の住む街には多くのCDショップがあった。

まだ、MP3やMP4が普及する以前の話である。

 

レコードカンパニーはCDを売るため、リスナーの購買意欲を掻き立てようと、

町中に個性的で目立つポスターを張りまくっていた。

 

そこで少年は、過去に見たことがない、気持ち悪いポスターを発見してしまった。

あまりの不気味さに、少年はすぐにポスターから目をそらそうとした。

 

しかし、ポスターの持つ個性が、少年の目を離さなかったのである。

 

そのポスターは白いビキニを身に着けたグラマラスなおっさんが、笑っているポスターであった。

少年は思った。

 

「世の中には変態が多い…。」

 

そのCDが欲しくなった少年は何度も、そのCDを手にしたが、

レジの店員の目が気になり、とうとう購入に至らなかった…。

 

淡い青春時代のお話…。

 

数年後、20を越した青年は、ようやくこのポスターの正体を知ることとなる。

エイフィックス・ツインというアーティストのポスターであり、

そのポスターの監督をした人物が、クリス・カニンガムであった…。 

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小ネタ

少年時代に、森の中でハンマーを持った子供に追い掛け回されたのは有名な話。

エイフィックス・ツインの「Come To Daddy」の元ネタはこの体験らしい…。

だからと言って、あそこまで気味の悪い作品を作るとは…。

さすが変態…。

 

まぁ、いろいろ書いたが、実はわたくしこの人の作品大好きである。

が、それはまた別の話…。

 

 

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